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行ってきました、久しぶりの京都

 

 

その前に、週の前半のことを先に。

 

連休はあっという間で楽しかったのだけれど

(久しぶりにお客さんと関わる機会も多く持てて、これこれ!!となる感覚)

連休入る直前に今までにない仕事の大きなミスをしてしまい

心がどん底ブラックに落ちていた。

 

その前からあまり心の調子は良くなかったんだけど

追い打ちをかけるように。

 

その日は泣きながら帰ったし

次の日も泣いて出勤したし、泣きながらメールチェックで仕事始めて

泣きながらお菓子作って、トイレに逃げて泣いた。

なんかミスをしたから泣いたと取られそうだし

実際それもあったかもしれないけれど

そうじゃなくたとしても、ずっと泣いて痛い気持ちだったことには変わりないと思う。

 

いよいよ同僚のお姉さんに

半年や一年、休んだ方がいいんじゃない?(優しい口調でね)と

連絡をもらうほどに。(あ、これは泣いてばかりいた日の前の日だ。

みんなが出勤する頃には泣いていなかったしね)

 

さらに、嬉しい?悲しい?いっぱい涙が出たことばは

「りささんも子どものことで忙しく過ごしたいよね」というもの。

そのお姉さんはスポーツをするお子様がいて、将来プロになる可能性の高い有望な選手な分、

日々忙しくしている。

そのお話をよく聞いているのだけれど

逆にいろいろ気を遣わせちゃったのかな

 

お子さんのお話を聞いていていつもとても楽しくて

いやな気もちになったことなんて一度もないのだけれど

 

細やかに私の気持ちにいつも配慮してくれていて

そんなふうに言わせてしまったことが申し訳ない気持ちと、

同時に、そうか私子どもの用事で忙しくしたいんだと気がついて嬉しい気持ちと

兎にも角にも、その方がいろいろと考えて言葉をかけてくれたり

私がお話をしやすいように導いてくれたり、本当にありがたい存在。

 

いつも妊娠がわかった瞬間にそれを伝えてしまうくらい、

便りっぱなしの存在。

 

 

で、

1年やら休んだ方がいいという言葉をかけてもらっていたのだけれど

 

実はもうその数日前に、今後のことをいろいろ心の中で決めていた。というのが事実。

 

細かいことはまたその時に記録にするけれど

主人といろいろ話し合い、いろいろ想ってくれて考えてくれて出した結論。

 

 

と仕事のことをいろいろ書いてしまったけれど

 

それはさておき、

今週の本題にしたいのが、4日間の京都での時間だ。

 

連休初日はたこしと渋谷でランチとお買い物をした。

普段できない休日の過ごし方だけれど

やっとこうして「ふつうの」カップルらしい休日を過ごすことができた。

嬉しい日だった。

 

思っていたより少し早く解散をしたので

新幹線を早めの時間に変更した。

元の予定だと、着いてお風呂に行って寝て終わり、くらいのつもりだったけど

16:30には大宮の宿について、17時過ぎには清水坂あたりに到着した。

覚悟はしていたものの、想像以上の外国人の数。

ゴールデンウィーク最終日の夕方で日本人の引きが早いのもなおさらなのか。

耳をすましても日本語が聞こえない。

あの辺りにあの日は、スペイン語、韓国語、中国語ばかりが漂っていた。

 

その空気感や町のにおいに疲れてしまい、三年坂を外れた。

高台寺のいつものトイレに逃げて、少し静かになったねねの道を歩いた。

結局いつものルートは変わらない。

長楽館の前で看板を見ていると、バトラーさんが声をかけてくれた。

ラストオーダーぎりぎりの時間だったけれど快く迎え入れてもらえた。

 

優雅な空間には明日から仕事の20代前半くらいの保育士さんふたりと

明日からお休みの私だけしかいなかった。

彼女たちは

「帰ってしまったら明日が来てしまうから帰りたくない」だとか

「今度の遠足の下見行ってないよどうしよう」だとか

「鍵開けなきゃかな、あでも〇〇先生も明日朝出勤だから大丈夫だ、よかった」だとか

ごく日常だけれど、翌日から始まる通常運転の日常に対する憂いがたっぷりと詰まった会話だった。

 

でも、小一時間聞こえてこなかった日本語の何気ない会話が嬉しいし

若い二人も日々を頑張っているんだなというふうに活力を分けてもらったような気分だった。

 

彼女たちが席を立つ時に、日傘を忘れそうになっており声をかけてみた。

 

とても素直でかわいらしい子たちで、丁寧にお礼を伝えてもらった。

少し離れてから「優しい人だったね」「そういう人でありたいね」という会話をしていて

いや、あなたたちが優しいから、そういうふうに捉えられるんだよ、と思い、

彼女たちの保育園の子どもたちも優しさに包まれてきっと幸せなんだろうと思いを馳せてみた。

 

それも幸せだったし

一人になってからも静謐で贅沢な休憩時間。

広間にピアノの音だけが響く。窓の外には強風に吹かれる木々が見える。

心が休まった。

 

最後には

お過ごしいただける時間が短くてすみませんと丁寧な言葉をかけてもらい

いつも自分が言っている「限られた時間の中ありがとうございました」の

表現のバリエーションを新たに得た。

 

 

観光地を離れ、お気に入りの近くのスーパー銭湯へ。

そこで夕飯もいただき、ホテルに戻り静かな夜を迎えた。

 

 

 

次の日は初めての大原。

川沿いのカフェがすごくよかった。

バスで一乗寺に戻り大好きな恵文社

記憶が抜けているけれど、そこからホテルに直接戻ったんだっけ。

多分、そう。

わざとバスに長い距離揺られながら。

 

ホテルで一休みした後は、楽しみにしていた大好きなお2人とのご飯!

京都で頼れる存在に出会えたことが去年の大きな収穫!

またすぐに会えたらいいなあと思うばかり。

 

3日目の朝は建仁寺さんぽにろじうさぎ、

そして貴船叡山電車で向かった。

 

今回は初めての鞍馬山

 

ハイキング、最高だった。

 

山の中で涙がぼろぼろ。

大切な気持ちにたくさん気がついた。

 

2時間かけて歩いて、貴船で鮎茶漬け食べて

最後までとことん歩いて、出町柳まで電車で戻る。

 

ふたばの大福を頬張りながら鴨川沿いを歩きたかったけど残念ながら

GW振替休み。

 

でもそのおかげで植物園に行けた。

これがすごいよかった。

芍薬やバラが盛りで本当に美しかった。

WHにその後はちょうどいい時間でお邪魔できた。

このふたりが本当に好き。

お話のテンポ、トーン、温かさ、笑顔、全てが完璧。

夕方のひと時良い時間に

その後も素敵なおばちゃんとの出会い。

 

段々日記というより箇条書きの記録になっているけれど。。。

 

 

本当にこの日はいい日だった。

新月にふさわしい経験をたくさんした日。

 

 

最後の日は、ホテルで朝のんびり過ごし、

嵐電に乗って、龍安寺へ。

修学旅行生の多さが、嫌というより、ワクワクしたきもちになれたじぶんが嬉しくて。

普段なら嫌だろうに、なんだか心が広くなったような。

 

ちょうど時間もピッタリkewに到着。

 

おいしーーーーーーーーー。

ずっとニヤニヤしながら食べていた。

作り手のかたにも私がこのドーナツを愛しているか伝えられてそれも満足。

すごく喜んでくれたことがさらに私を嬉しくさせる。

 

そしてどうにか時間を作って向かった北大路ぼんやりタイム。

前の日にちらりと通っただけでやはり物足りなくて

どうにかしてこの時間を捻出した。

裸足で。

ごろんと。

 

 

最後はぎりぎりで北山NORR

 

 

ああああこれもまたたまらない最高の思い出。

 

彼女の作る空間、集めるもの、書く文章、全てが大好きで

買った商品のことも細やかに教えてくれた。

どうにもならないこの想い。

ゆったりとお話ができて、興奮している私。

もう少し心を落ち着かせてお話たかった・・・・

 

と、気がつけば乗ろうとしていた新幹線は間に合わずタイムオーバー

20分後の電車に振り替えて、なんとか帰路へ着く。

 

帰りの新幹線でもkewのお菓子を頬張る、幸せ。

 

せっかくE席取れたけど、富士山見えへんかった。

 

 

 

 

あ〜本当はゆったり心の中を書きたかったけど

とりあえずは行動の記録のみになったしまった・・。。。

 

 

大切なことにたくさん気がついたけど2つだけまとめておこう!

 

 

・悠久さを感じられるから京都が好きだ

こけ、古い建物、木のねっこ、堂々と立つ山々

 

・ファンになってしまった、虜になってしまった人々がたくさん存在するから京都が好きだ

WHのきょういちさんもいくみさんも、Kewのおふたり、NORRのようこさん

 

この5人が、とにかく、憧れの人たちだ。

 

思いを抱いて、自分の店をつくりあげている。

この人たちを見ていると、なりたいじぶんが見えてくる気がしている。

だから京都にときどききたいしと思うんだ。

 

今回は特にこの二つ、後者の方をより強く強く感じたたび。

 

 

最高〜と何度呟いたかしら。

 

本当に最高〜〜〜〜

 

 

 

いい旅でした。全てに感謝